AIエージェント導入・運用

Claude Code Securityを試す。脆弱性の発見から修正確認まで4段階

公開日 ・更新日

Anthropicは、Claude Code on the webに組み込むClaude Code Securityを、限定的なリサーチプレビューとして紹介しています。コードベースを調べ、脆弱性の候補と対象を絞った修正案を示し、人がレビューできる形にする機能です。既知のパターンを照合するだけの検査では見つけにくい、業務ロジックやアクセス制御の問題を扱う狙いがありますが、攻撃にも使われうる能力だと説明されています。

対象範囲をコピーで固定する

最初は本番リポジトリを直接変更せず、検証用のコピーと対象ブランチを決めます。含めるサービス、依存関係、テストデータ、秘密情報を一覧にし、対象外のファイルへ触れない条件を先に共有します。限定プレビューのため、契約プランやアクセス可否も開始前に確認します。

検出結果を優先度で分ける

検出された項目を、影響範囲、再現手順、公開中の機能との関係で並べ替えます。件数の多さだけで緊急度を決めず、重大度と再現できる証拠を一緒に残します。Claude Code Securityは結果を再検証し、誤検知を減らす工程を説明していますが、最終判断を自動化するものではありません。

修正案を人のレビューへ戻す

提案されたパッチは別ブランチへ適用し、差分、テスト、想定外の挙動を担当者が確認します。認証や権限に関わる変更は、セキュリティ担当と機能担当の両方が承認するまで取り込みません。修正案をそのまま本番へ送らず、戻せるコミットを残しておきます。

再検査と公開条件を残す

修正後は同じ検査を再実行し、問題が消えたか、別の箇所へ影響が出ていないかを確認します。公開する条件、保留する条件、緊急時の連絡先を作業記録へまとめます。AIが見つけた問題の数ではなく、人が説明できる修正と再検査の結果で続行を決めます。

Claude Code Securityを試すときは、検出を増やすことより、対象範囲、優先度、レビュー、再検査を一つの流れにすることが先です。限定プレビューの情報を自社の安全性の証明と取り違えず、小さなコピーで確認できた手順から広げます。

出典(公式):Anthropic「Making frontier cybersecurity capabilities available to defenders」 https://www.anthropic.com/news/claude-code-security

AIによる脆弱性確認を開発フローへ組み込み、レビューと復旧まで整えたい方は、COZITOへご相談ください。

出典・参考資料

著者: 松井 勇樹