SNS・コンテンツ・顧客接点

Geminiで古い家族写真を復元する。公開前に確認する4項目

公開日 ・更新日

古い写真をAIで復元するときは、きれいに見えることだけでなく、元の記憶と本人の意向を守れるかを確認します。Google公式ブログは2026年9月9日、「Recreating a 70-year love story frame by frame」を公開しました。記事では、記録されていなかった思い出を、古い写真の復元とパフォーマンスキャプチャーを組み合わせて映像化した短編ドキュメンタリーを紹介し、Geminiアプリで家族写真を復元・カラー化する方法も案内しています。

元の写真と出どころを残す

スキャン前の写真、撮影時期が分かるメモ、誰から預かったかを一つのフォルダーへ保存します。復元画像だけを残すと、どこまでが元の情報で、どこからが補われた表現かを後で確かめられません。まず一枚で試し、元画像と出力を横に並べます。

残すものと変えるものを一文にする

Googleの記事は、Geminiアプリへ写真をアップロードし、「この写真を復元してカラー化してください。人物の外見、表情、ポーズを保ってください」と依頼する例を示しています。自分で試すときも、残したい特徴と変えてよい範囲を先に書き、色や傷の補正を一度に増やしません。

本人や家族が確認できる場を置く

記事の制作チームでは、写真の当事者が階段の形や靴のかかとを直すなど、共同制作者として確認しました。家族写真でも、人物を知る人が不自然な表情、服、背景を指摘できる時間を作ります。本人の同意がないまま、SNSや広告へ公開しないことを先に決めます。

復元画像の用途と表示を決める

家族内で見る画像と、Webへ掲載する画像では、許可を取る相手、保存場所、説明の仕方が変わります。AIで復元・カラー化した画像であること、補われた部分があること、元写真へ戻れることを記録します。公開前に人物の特徴、文字、建物などが意図せず変わっていないかを確認します。

Geminiで古い写真を復元するなら、生成結果を完成品と決めつけず、元写真、本人の確認、公開先を一つの流れで管理します。記憶を補う道具として小さく使い、残す情報と変える情報を明示すれば、家族の物語を尊重しながら共有できます。

出典(公式):Google「Recreating a 70-year love story frame by frame」 https://blog.google/innovation-and-ai/technology/ai/love-rendered-film/

AI画像を業務や家族向けのコンテンツへ活用し、権利・確認・公開の手順まで整理したい方は、COZITOへご相談ください。

出典・参考資料

著者: 松井 勇樹