AIエージェント導入・運用

Claude Code 2.1.302を導入する。自動モードと停止条件を分ける

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Claude Code 2.1.302は、機能を増やす前に自動実行の境界を決める更新です。公式CHANGELOGの先頭には、クライアント側の自動モード判定モデル、アイドル時のコンパクション設定、大きな画像入力の制限、フックやサブエージェントの挙動変更が並びます。導入時は、便利になったかより、どこで止めて何を記録するかを先に決めます。

バージョンを上げると、モデル選択やコンテキストの扱いが自動で変わるように感じます。だからこそ、変更点を一度に有効化しない。非本番のリポジトリを一つ選び、作業時間、差し戻し、再実行を同じ表へ残します。

自動モードの判定を分けて見る

2.1.302では、`CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL`でクライアント側の自動モード分類器が使うモデルを選べます。ただし、これはサーバー側の自動モードのモデルを変える設定ではありません。環境変数を変えたら、どの判断が変わったのかをログで確認し、設定の効果を広く解釈しないことが大事です。

最初は読み取り中心の作業だけで比較します。自動モードが選んだ操作、確認を求めた操作、担当者が止めた操作を分けて記録し、便利さと権限の広さを同じ評価にしない。モデルが変わったという理由だけで、書き込みや外部接続まで許可しません。

アイドル時のコンパクションを決める

`/config`にIdle compactionの行が追加され、アイドル時のコンパクションをオン・オフできるようになりました。コンパクション後の通知には、再びオフにする方法も表示されます。長い作業を続けるチームでは、要約後に何が残るかを一件のテストで確認します。

目的、参照ファイル、残す判断を開始時に短く書き、コンパクション前後で差分を確認する。途中の判断が欠けたら、そこで止めて再開単位を小さくする。長く動かせることと、同じ前提で再開できることは別です。

入力とサブエージェントの境界を固定する

Readツールは、128MBを超える画像ソースを拒否するようになりました。大きな資料を投入する前に、分割や縮小の手順を決めます。また、フォークしたサブエージェントは既定で有効になり、必要なら`CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0`で無効化できます。フックは同じイベントで最大12件まで同時実行され、残りは順番待ちになります。

最初の一件では、入力サイズ、サブエージェント数、フックの待ち時間を測ります。自動化を広げるのは、確認者、差し戻し方法、停止用の設定をレビュー表へ書けた後です。速く終わっても、変更範囲が追えないなら本番へ移さない。まず試す。それから判断します。

出典(公式):Anthropic「Claude Code CHANGELOG」https://raw.githubusercontent.com/anthropics/claude-code/main/CHANGELOG.md 出典(公式):Anthropic「Claude Code release notes」https://docs.anthropic.com/en/release-notes/claude-code

AIエージェントの権限と確認工程を相談したい方は、COZITOへご相談ください。

出典・参考資料

著者: 松井 勇樹