AIエージェント導入・運用
Agents APIを業務に置く。Codexハーネスと承認境界を分ける
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長時間動くエージェントを作るときは、実行基盤が整っていることと、業務の承認責任が決まっていることを別に扱います。Agents APIを試すなら、Codexハーネス、サンドボックス、データ、完了条件を分け、小さなタスクでログと復旧を確かめます。
OpenAIはAgents APIをpublic betaとして紹介し、タスク、モデル、ツール、環境を指定するAPI呼び出しから、管理されたCodexハーネスとインフラでエージェントを動かす仕組みを説明しています。OpenAIがホストする環境やエコシステムのサンドボックス、長時間セッション、自動コンパクション、tool search、プログラムによるtool calling、multi-agent、computer useが示されています。
仕事と完了条件を分ける
最初に、エージェントが達成する仕事を一文で書きます。資料を集めるのか、コードを修正するのか、検証結果を報告するのかを混ぜない。成功の条件、失敗として止める条件、途中で人へ戻す条件をあらかじめ決めます。
APIへ渡すモデルやツールが増えるほど、何が結果に影響したか分かりにくくなります。入力データ、利用可能なツール、出力形式、確認者を固定し、一つの試行で変更する要素を少なくします。
ハーネスとサンドボックスを分ける
管理されたCodexハーネスは、長いセッションやツール呼び出しを進める実行基盤です。それでも、社内データへ触れてよい範囲、外部へ送ってよい内容、変更してよいファイルは自社で決める必要があります。実行環境が便利でも、承認責任まで自動になるわけではありません。
まずは読み取り専用のサンドボックスに、公開資料やテスト用データだけを置きます。秘密情報、顧客情報、本番の認証情報は分離し、コンピューター操作を使う場合も、外部送信や設定変更を承認後に限定します。
長時間の進捗を追えるようにする
長時間セッションと自動コンパクションを使う場合は、途中の要約だけで判断しません。開始時の入力、ツールの呼び出し、進捗、コンパクション前後の状態、停止理由、最終成果物を記録します。どこまで終わったか分からない仕事は、完了扱いにしないことが大切です。
複数エージェントを使うときは、役割とデータ範囲を分けます。一つのエージェントが集め、別のエージェントが検証し、人が承認する。役割が重なる場合は、重複した変更や相反する判断を検出して止めます。
レビューを成果物の一部にする
エージェントが返したコードやレポートを、そのまま本番へ渡しません。差分、参照元、実行したテスト、未確認の点、承認者を成果物へ添えます。合格条件に届かない結果は、入力やツールを見直してサンドボックスへ戻します。
Agents APIで長時間の仕事を安全に運用するための、ハーネス・データ・承認・復旧の境界を一緒に設計したい方は、COZITOへご相談ください。
出典(公式):OpenAI「Introducing the Agents API」 https://openai.com/ja-JP/index/introducing-the-agents-api/
出典(公式):OpenAI「DevDay 2026 recap」 https://openai.com/index/devday-2026-recap
出典・参考資料
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著者: 松井 勇樹