AIエージェント導入・運用

dotsを業務に置く。自律性と承認を先に決める

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常時稼働するエージェントを業務へ置くときは、便利な仕事を探す前に、止める仕事と人が承認する仕事を決めます。dotsの自律性をそのまま社内の権限へ広げず、活動履歴を確認できる小さな範囲から始めるのが安全です。

OpenAIはDevDay 2026でdotsを紹介し、GPT-6 Astra、専用クラウドコンピューター、プラグインエコシステム経由の4,000以上のアプリに接続する常時稼働型のエージェントとして説明しました。公式ページではChatGPT、Slack、Teamsからの利用、ユーザーの好みや基準を学ぶ機能、活動の確認と自動レビューが案内されています。利用は地域やプランごとに展開されるため、自社環境での提供状況は別に確認します。

任せる仕事を一つにする

最初の対象は、毎朝の情報整理、社内資料の下書き、定例の確認リストなど、失敗しても人が戻せる仕事に絞ります。入力するデータ、完了条件、実行してよい時間帯、結果を受け取る担当者を一枚に書きます。

「調べる」「まとめる」「送る」「変更する」を一つの許可にしないことが重要です。読み取りと下書きは自動化しても、外部送信、権限変更、顧客情報の更新は承認後に進むよう、操作ごとに境界を置きます。

承認される操作を先に決める

dotsが複数のアプリへ接続できても、接続できることと操作してよいことは別です。アプリごとに、読み取り、下書き、実行、削除の権限を分け、誰が何を承認するかを決めます。パスワード変更など機微な操作は、公式の案内どおりユーザーが直接行う領域として残します。

承認画面では、対象データ、実行内容、影響範囲、取り消し方法を確認できるようにします。急いでいるときほど、確認を省略するための包括許可を作らない。自動化の速度より、判断の責任を追えることを優先します。

活動履歴を確認できる形にする

常時稼働のエージェントは、返ってきた答えだけでは評価できません。いつ起動し、どの情報を読み、どのツールを使い、どこで止まり、誰が承認したかを残します。重要な結果は、公式ページの案内どおり人が内容を確認してから使います。

誤った情報を参照した、想定外のアプリへ接続した、処理が長く止まった。こうした場合の停止条件と復旧担当をあらかじめ決めます。活動履歴が見えない仕事は、対象から外す判断も必要です。

小さな仕事から運用を始める

一つの担当、一つのデータ範囲、一つの通知先で試し、承認漏れ、差し戻し、復旧にかかった時間を測ります。便利さが確認できたら、仕事を増やす前に権限表と活動確認の手順を更新します。

dotsの自律性を、権限・承認・活動確認まで含む業務設計へ落とし込みたい方は、COZITOへご相談ください。

出典(公式):OpenAI「Introducing dots」 https://openai.com/ja-JP/index/introducing-dots/

出典(公式):OpenAI「DevDay 2026 recap」 https://openai.com/index/devday-2026-recap

出典・参考資料

著者: 松井 勇樹