AIモデル・生成AIの選び方

SynthIDでAI生成コンテンツを確認する。公開前に表示と説明を分ける

公開日 ・更新日

AIで作った画像や文章を公開するときは、検出できるかだけで判断しません。SynthIDのような確認手段、元データの管理、利用者への説明を分けて準備すると、生成AIを使った広報や提案の確認がぶれにくくなります。

Googleが示した確認の位置づけ

Googleは、SynthIDをAI生成コンテンツの透かしと確認に取り組む仕組みとして説明し、TIMEの2026年Best Inventionsに選ばれたと発表しました。Google Search、Geminiアプリ、Chromeには、AIコンテンツを識別するための確認ツールが組み込まれているとしています。

ここで大事なのは、確認ツールが表示する情報と、会社が公開する説明を同じものにしないことです。ツールで確認できた結果は一つの判断材料であり、すべてのコンテンツを自動で判定する保証ではありません。

元データと公開先を対応させる

最初に、AIで作った画像や文章の元ファイル、使用したサービス、作成日、確認者を記録します。公開ページ、広告、SNS、提案書のどこへ使ったかも対応させ、差し替えたときに追える状態にします。

確認画面が使える場合は、対象コンテンツと表示された情報を記録します。確認できない場合は、確認できなかったことを隠さず、元データと人のレビューを優先します。判定結果を理由に、作者や品質を決めつけないことも必要です。

説明文を先に決める

利用者へAI利用を説明するかは、媒体と目的で決めます。商品写真の補正、広告案の下書き、社内資料の要約では、伝える内容と確認者が変わります。短い説明、確認済みの範囲、問い合わせ先を一枚にまとめておくと、担当者ごとの言い回しが減ります。

公開前には、事実と表現を人が確認します。人物、商品、料金、地域名など誤解が起きやすい箇所は、生成結果をそのまま採用せず、元の資料と照合します。SynthIDの有無だけで公開可否を決めない運用が安全です。

小さな媒体から運用する

まずは社内ニュースや一つのSNS投稿など、差し替えやすい媒体で記録と説明の流れを試します。確認にかかった時間、差し戻し、説明が必要になった質問を残し、広告やサイト全体へ広げる条件を決めます。

SynthIDは、AI生成コンテンツをめぐる透明性を高めるための一つの手段です。あなたの会社でも、確認ツール、元データ、人のレビュー、公開時の説明を別々に管理し、使える範囲から始めてください。

生成AIを広報や営業資料へ取り入れ、確認と説明まで続く運用を整えたい方は、COZITOへご相談ください。

著者: 松井 勇樹