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AIを使っていることを伝える。EU AI Actの透明性ルールから学ぶ3つの確認
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AIを使ったことを隠すより、どこで使っているかを伝える方が、利用者は判断しやすい。EUのAI規制をきっかけに、現場の表示と確認方法を見直す価値があります。
欧州委員会は、生成AIの表示とラベル付けに関する実務規範を2026年6月に公表しました。EU AI Actの透明性に関する義務は、2026年8月2日から適用されると案内されています。欧州委員会の説明では、公共の関心に関わるAI生成・加工テキストを明確に表示することや、チャットボットのような対話型AIとやり取りしていることを利用者に知らせることが、重要なケースとして挙げられています。
日本の事業者にも同じ対応が必要かは、提供地域、顧客、サービスの形態などで変わります。この記事は法的な判断を示すものではありません。ただ、AIを使う事業者が「利用者に何を知らせるか」を考える材料にはなります。
一つ目は、AIと話していることを示す
問い合わせ窓口にAIチャットを置くなら、最初の画面でAIが対応していることを伝えます。人が対応する窓口と同じように見せない。人への引き継ぎ方法も一緒に書く。利用者が、AIに続けて質問するか、人へ相談するかを選べる状態にします。
二つ目は、生成物の確認者を決める
AIで作った案内文、商品説明、SNS投稿、画像を公開するなら、公開前に人が確認します。すべてに同じ表示が必要と決めつけるのではなく、対象になる媒体、内容、地域のルールを確認する。事実、権利、誤解を招く表現も見る。AIが書いた文章をそのまま出さないことが、最低限の運用になります。
三つ目は、表示ルールを記録する
どのサービスでAIを使うか、どの種類の成果物に表示するか、誰が確認するかを一枚にまとめます。担当者が変わっても同じ判断ができるようにする。表示の要否で迷ったときに、相談先へ戻れるようにしておく。ルールを作るだけでなく、更新日も残します。
AIの透明性は、規制対応だけの話ではありません。利用者が安心して使えるか、問題が起きたときに誰が説明できるかという、サービス設計の話です。まずはAIチャット、公開文章、画像の三つから、表示と確認の流れを決めます。
AIの利用表示や公開前の確認ルールを、事業の状況に合わせて整理したい方は、COZITOへご相談ください。
出典・参考資料
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著者: 松井 勇樹