Webサイト・導線・アクセス解析

WebサイトのAI学習コントロールを確認する。robots.txtから始める公開前手順

公開日 ・更新日

# まず計画と現在の設定を分ける

Google Search Centralは2026年10月、参加するAI提供者が共通のAI学習コントロールを解釈できるようにする計画を案内しました。robots.txtに共通の方針を示すトークンを置く考え方ですが、現時点で全サイトへ一斉に適用された単一スイッチではありません。会社ごとのクローラー設定や個別の指示は、引き続き別に確認する必要があります。

公開前に棚卸しする項目

現在のrobots.txt、サイトマップ、公開を止めたい管理画面やファイルの場所を一覧にします。Google-Extendedのように個別に指定している設定があれば、その意図と対象ページを記録します。robots.txtはクロールの案内であり、すでに外部へ出た情報を取り戻す仕組みではないため、公開済みデータの扱いも別に整理します。

方針を一文にする

AI学習への利用を許可するのか、特定の用途だけ止めるのか、社内で先に決めます。「全部止める」とだけ書くと、検索や回答に必要な別のクローラーまで意図せず影響することがあります。対象、理由、確認日、見直し条件を一枚にまとめ、担当者が変わっても判断を再現できるようにします。

変更は検証環境で確認する

robots.txtを変更する前に、構文、サイトマップの場所、重要ページへのクロール可否を確認します。変更後は公開ページでファイルが読めること、意図した行が反映されていること、検索向けのページやフォームに影響がないことを点検します。共通コントロールが提供された後も、個別のクローラー設定と矛盾しないかを再確認します。

記録を更新して見直す

AIサービスの仕様や参加範囲は変わる可能性があります。変更した日、担当者、採用した方針、確認したページ、次回の見直し日を残します。公開を止める判断をした場合も、必要な検索流入や問い合わせ導線を失っていないか、アクセスと相談数を別に見ます。

AI学習コントロールは、設定を一度書いて終わりにせず、公開範囲と事業上の目的を合わせて見直す運用が重要です。robots.txtと公開前の確認手順を整理したい場合は、COZITOへご相談ください。

著者: 松井 勇樹